年収いくらから勝ち組になる?年代別・生活レベル別に解説
自分の現在の年収が多い方なのか、少ない方なのか気になりませんか。
- 年収はいくらから勝ち組になるの?
- 勝ち組といえる年収をもらっている人は世の中にどれくらいいるの?
といった疑問を解決できる記事になるようにまとめました。
この記事では、年代別や生活レベル別の「勝ち組」といえる年収を解説した上で、年収を上げるコツについて触れていきます。
この記事を通して、自分の年収が高い方かどうかがわかり、今後のキャリアを考える際にも役立てることができます。
周囲の年収と比べた自分の年収を理解し、自分の市場価値をさらに高めていきましょう。
Contents
年収いくらから勝ち組になる?
令和元年(2019年)の民間給与実態統計調査(非正規分含む)によると、日本全体の平均年収は436万円です。
「勝ち組」の基準を平均給与を上回るかどうかで考えると、450万円程度の年収を稼いでいる方は勝ち組になります。
ただし、450万円程度の年収を稼いでいても、年齢や生活水準によって、勝ち組にならない可能性があります。年齢が上がれば上がるほど、平均年収も高くなります。また、世帯人数が2人以上かつ家族を養う必要がある場合、450万円程度では余裕のある生活が難しい場合があります。
年齢別、生活レベル別でみたときの、勝ち組といえる年収水準を確認していきましょう。
年代別の勝ち組といえる年収の基準
年代別の平均年収を紹介した上で、勝ち組といえる年収の基準を紹介していきます。
2019年の民間給与実態統計調査によると、年代別の平均年収は以下の通りです。
年齢層 | 平均年収 |
20歳〜24歳 | 264万円 |
25歳〜29歳 | 369万円 |
30歳〜34歳 | 410万円 |
35歳〜39歳 | 445万円 |
40歳〜44歳 | 476万円 |
45歳〜49歳 | 499万円 |
各年代の平均年収を上回っていれば、同世代よりは比較的年収が高い方といえます。
40代でも平均年収は500万円程度であることを考えると、20代や30代で年収500万円以上を稼いでいれば、「勝ち組」といえるでしょう。
実際に、500万円以上を稼いでいる方が日本にどれくらいいるのか見ておきましょう。
年収500万円以上稼いでいれば、勝ち組?
年収500万円、月収に換算すると40万円程度を超える人の割合を紹介します。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、月収40万円を超える方の割合は、男性で24.8%、女性で6.8%でした。
年代別・性別で月収40万円を超える方の割合は以下の通りです。
年齢層 | 男性 | 女性 |
20歳〜24歳 | 0.6% | 0.1% |
25歳〜29歳 | 2.4% | 1.4% |
30歳〜34歳 | 8.9% | 3.6% |
35歳〜39歳 | 19.3% | 5.8% |
40歳〜44歳 | 28.8% | 8.9% |
45歳〜49歳 | 38.8% | 10.6% |
20代で年収500万円を超える方の割合は日本全体の2%程度です。
35歳以上になってくると、約5人に1人は年収500万円稼いでいることになります。35歳以上では、年収700万円程度を超えてくると、かなり割合が減ってきます。30代後半で700万円を超える人の割合は3%程度、40代後半でも9%程度にとどまります。
したがって、35歳以上の場合、年収700万円を超えると「勝ち組」といえます。
年収500万円〜700万円の手取り額
手取り給料とは、給与の総支給額から社会保険料や所得税などの「総控除額」が引かれた後に支払われる給料を指します。
各年収別の月収、手取り額は以下の通りです。
年収 | 月収 | 手取り |
500万円 | 42万円 | 33万円 |
600万円 | 50万円 | 40万円 |
700万円 | 58万円 | 47万円 |
月収は年収を12ヶ月で割ったもの、手取り給与は額面給与の80%として計算しています。
次に、年収500万円・年収700万円の手取り額でどの程度の生活をすることができるのか見てみましょう。
生活レベル別の勝ち組といえる年収の基準
年収500万円・700万円を稼げていても、生活レベルによっては、余裕を持てない場合があります。
2人以上世帯の場合や家族を養う場合は、生活が苦しくなる場合が多いです。
1人世帯、2人以上世帯の場合の生活レベルを比較した上で、2人以上世帯で勝ち組といえる年収を確認しましょう。
1人暮らしの場合
年収500万円以上の方の生活レベル
1人暮らしで年収500万円以上稼げるようになると、どのような生活ができるか解説します。
年収500万の月収は42万円、月収手取りで、約33万円です。(月収=年収÷12ヶ月と仮定。)
家賃を負担するか・居住地域などで異なってきますが、家賃を負担・東京在住の場合の内訳を紹介します。(※1人暮らしの場合)
家賃 | 9万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
食費 | 6万円 |
通信費 | 1万円 |
日用品費 | 3万円 |
交際費 | 6万円 |
貯金 | 7万円 |
合計 | 33万円 |
貯蓄を7万円ほどする場合でも、家賃に9万円、食費と交際費に6万円づつ使うことができます。
一人暮らしの場合だと、自分の好きなことをしたり、好きなものを食べる生活ができるようになります。
20代で年収500万円以上は、比較的余裕のある生活ができるようになる水準です。年収700万円程度に達することができれば、さらに自由な生活が可能になります。
2人以上世帯の場合
年収500万円の方の生活レベル
次に2人以上世帯で年収500万円以上の場合の生活レベルを解説します。
年収500万の月収は42万円、月収手取りで約33万円です。(月収=年収÷12ヶ月と仮定。)
年収700万の月収は58万円、月収手取りで約47万円です。
同居人の人数・居住地域などで異なってきますが、夫婦が東京在住の場合の内訳を紹介します。(※2人暮らしの場合)
家賃 | 13万円 |
水道光熱費 | 2万円 |
食費 | 8万円 |
通信費 | 1万円 |
日用品費 | 4万円 |
交際費 | 10万円 |
貯金 | 14万円 |
合計 | 52万円 |
夫婦それぞれが1人暮らしの出費に対して、倍の食費、交際費、貯金をする場合、夫婦で52万円程度の手取りが必要になります。
比較的余裕を持った費用を設定しましたが、2人以上世帯で1人が全ての出費を賄う場合、年収800万円程度あると余裕を持つことができます。
勝ち組の年収水準を目指すには
勝ち組の年収を稼ぐためには、20代と35歳以降で取るべき行動が異なってきます。
取るべき行動に違いが出る理由は、生かせる経験やスキルが大きく異なるからです。20代と35歳以降で年収を上げる方法を見ていきましょう。
20代で勝ち組の年収を目指すには
20代は経験やスキルはありませんが、柔軟に職を変えることが可能です。
企業が20代に求めることは、ポテンシャルです。経験やスキルがない20代には、入社後にどれだけ成長してくれるかを重視しています。そのため、20代から高年収の業種や職種に転職していくことが重要なのです。
20代で勝ち組の年収を目指すために、効果的な方法を2つご紹介します。
インセンティブ型の仕事に就く
インセンティブ型は成果報酬型のため、高年収を狙えますが、その分成果への高いコミットが求められます。
そのため、人によって合う・合わないが如実に表れます。
ストレス耐性が高い方や成果主義の文化を好める方には向いているでしょう。
インセンティブ型で高収入を狙いたい方は、不動産業界や保険業界、金融業界の営業職がおすすめです。
高年収の業界・職種に就く
20代で年収1,000万円を超えたい方は、給与水準が高い業界や職種を選びましょう。
業界や職種によって、年収は大きく異なります。
高年収の業界は、直近で見ると、市場ニーズ的に、M&A業界やコンサルタント業界、金融業界の年収が上がっているため狙い目です。
高年収の職種では、ITエンジニアやコンサルタントが狙い目です。
インセンティブ型の仕事や高年収の業界・職種への転職を狙ってみましょう。
35歳以降でも勝ち組の年収を目指すには
35歳以降は自己実現するチャンスが拡大するタイミングです。
35歳になると、年収や仕事のレベルが上がり、市場価値が上がっています。そのため、活躍できる範囲が広がるのです。
もっと自分の可能性を広げたい方は、「今の会社では、適正な年収を得られているのか」の観点でキャリアの可能性を広げられないか考えてみましょう。
35歳で、今の会社の在籍年数が長い方の場合は特に、今の会社での状態を疑うべきです。
今の会社では、適正な年収を得られているのか
35歳で在籍年数が長い方の場合、適正な年収範囲を超えている可能性があります。
現職で3年以上いると、昇給するのが当たり前です。昇給幅が思った以上に小さい場合や直近昇給していない場合は、適正な年収が得られているか疑ってみましょう。
適正年収を測る場合は、転職エージェントや転職サイトで求人を見てみましょう。同じ業界・職種の求人をみてみると、自分の年収が低い方なのか、高い方なのかが明確にわかります。
現職の会社の業績や評価制度、給与体系が年収の低さに影響している可能性もあるため、自分の会社が健全かどうかも含めて確認することをおすすめします。
40代になると、求人も少なくなり、転職する際の間口も狭まってしまいます。早めに新しいキャリアを考えておけば良かったと後悔しないように、今の内から、40代以降のキャリアを考えていきましょう。
転職エージェントで年収アップする方法
転職エージェントに相談すると、自分の実力を客観的に評価してくれ、高年収で転職できそうな求人を紹介してくれます。20代であれば、高年収の業界や職種の求人も紹介してくれるため、現職の経験にとらわれない求人が見つかります。
転職エージェントは数多くの転職希望者のサポートをしてきたため、現年収が適正年収かどうかを評価してくれます。高年収での転職を目指している方には、優先的に対応してくれる傾向があるため、年収アップできるように手厚くサポートしてくれるでしょう。
転職エージェントを活用する際には、年収交渉を有意義に活用しましょう。年収が低くても、転職エージェントの担当者が企業側に交渉してくれます。
年収アップのサポートを十分受けられるように、転職エージェント選びの際には、以下の2つのポイントに気を付けましょう。
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