転職エージェントで内定辞退はOK?穏便に辞退する方法を解説

転職エージェントで内定辞退はOK?穏便に辞退する方法を解説

転職エージェントを使い始めた方やすでに内定されている方で、

  • 転職エージェントで内定は辞退できるの?
  • 内定辞退をうまくする方法は?

といった疑問をお持ちではありませんか。

この記事では、内定を穏便に辞退する方法を解説します。

転職エージェントとの関係性が悪くならないように、穏便に辞退しましょう。

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転職エージェントで内定辞退はOK?

結論、転職エージェント経由で内定辞退を行うことは許されています

内定辞退は、内定承諾を行った後でも、可能です。
内定承諾書は、入社を誓約するための書類ですが、法的拘束力はありません

とはいえ、企業は内定承諾をもらった段階で、求人はクローズされ、入社手続きに入ります。
そのため、内定承諾後に辞退されてしまうと、企業側としては、採用コストが増え、事業にも影響が出る可能性もあります。

辞退する場合は、内定承諾する前にしましょう。内定承諾は入社意思が固まっていない状態で提出しないように注意が必要です。

内定辞退する人は一定数いる

求職者2,000名強に行った『エン 人事のミカタ』のアンケートによりますと、内定辞退を行う方は一定数いるようです。

2015年のアンケートのため、参考程度にご覧ください。

選考辞退をしたことがある人は7割以上

選考辞退の割合

「これまで転職活動において、選考辞退をしたことがありますか?」と伺ったアンケートでは、「ある」と答えた方は70%で、ほとんどの方が経験しています。

選考辞退は明確な理由があれば、行っても良いものだと認識してください。

内定で辞退する人も一定数いる

一般的に選考中に辞退するタイミングは、以下の通り、①内定前の辞退、②内定後の辞退、③内定後の辞退、という3つのタイミングです。

選考のタイミング

辞退をしたことがある方に「どのタイミングで辞退しましたか?」と伺ったアンケートでは、「内定を受けた後の辞退」は最も少なかったタイミングでした。
ただし、100人辞退した人がいたら、34人は内定を辞退した経験があることになります。

選考辞退のタイミング

内定辞退をする最も多い理由は、『希望の雇用条件と異なる』から

▼内定辞退の理由

内定辞退する理由

内定辞退をしたことがある方にそれぞれ理由を質問したところ、第1位は「勤務地・給与など条件の折り合いがつかなかった」という結果が出ています。

内定後、他社の雇用条件の方がよかったり、家族から反対に合うなどで、内定辞退をする方が多いことがわかります。

内定を辞退する前に、内定保留する

企業からの内定の連絡を受け取ったら、雇用契約書を確認した上で、内定承諾するか内定辞退するか連絡する必要があります。

しかし、以下のような理由がある場合は、内定を保留しておくことをおすすめします。

  • 本命の企業の選考結果がまだ出ていない場合
  • 複数内定から承諾する企業を決めきれない場合

これらの場合は、すぐ決めきれないため、内定承諾期限を延期してもらいましょう。

延期する理由を明確に伝えることで、1週間程度は延期することができます。1週間以上待ってもらう場合は、企業側に迷惑がかかり、内定取り消しになる可能性もあるため、慎重に交渉しましょう。

内定を保留する場合の交渉の仕方を、次に説明していきます。

内定保留を交渉するポイントは3つ

内定を保留する際は、以下の3点を伝えることが重要です。

  • 入社意思が高いこと
  • 内定保留せざるを得ない理由
  • 内定承諾の期限を延長したい旨

内定を保留することには、多少のリスクを伴います。
内定保留の旨を伝えると、企業側は「志望度がそこまで高くない」と感じ、他の候補者の選考を進めます。

企業が採用を急いでる場合には、内定承諾期限を延期することも出来ず、最悪内定を取り消されてしまうこともあります。
内定を保留する際は、リスクが伴わないように、転職エージェントや企業側に最大限配慮した対処を行いましょう。

入社意思が高いことを伝える

伝えるポイントの1つ目は、志望度が低いと思われないように、入社意思が高いことを伝えることです。
仕事内容で希望とぴったりな点や社風が自分に合っている点など、入社意識が高い理由とともに伝えましょう。

内定保留せざるを得ない理由を伝える

ポイントの2つ目は、内定を保留せざるを得ない理由を伝えることです。
内定保留の理由には、転職エージェントや企業が納得できるように伝える必要があります。

上記のデータから、候補者が内定を保留する理由で最も多いのは、「給与等の条件の折り合いがつかなかった」という理由でした。
内定の保留をスムーズに進めるには、条件が合わないことだけを伝えるのではなく、以下の理由の併せて伝えることが有効です。

  • 他の転職エージェント経由からの内定連絡待ちであること
  • 家族から反対に合っていること

内定承諾の期限を延長したい旨を伝える

ポイントの3つ目は、内定承諾の期限を延長したい旨を伝えることです。

通常は内定承諾期限は3日〜1週間程度ですが、内定承諾期限を延長して欲しい旨とともに、上記いずれかの理由で伝えると、1週間程度待ってくれる場合が多いです。
もし他社経由の内定の連絡が遅くなったとしても、連絡が遅くなっていることを伝えれば、さらに1週間程度は伸ばすことも可能です。
もちろん、内定承諾期限を伸ばせば伸ばすほど、企業にご迷惑がかかるため、あまり長くは伸ばすことはおすすめしません。

ただし、他社経由からの連絡待ちが理由で、内定承諾期限を延期したい場合に、「他社の方が志望度が高い」ことは決して伝えないようにしましょう
「提示された条件や仕事内容とのバランスを見て決めたい」などををお伝えし、見比べた上で決めたいことを強調することが大切です。

転職エージェントで穏便に内定を辞退する方法

転職エージェント経由で内定をもらった場合でも、辞退することは可能です。

しかし、無断で辞退したり、承諾期限が過ぎた後に辞退するといった方法は決して行ってはなりません。今後一切サポートしてくれなくなったり、求人を紹介してくれなくなってしまいます。

そこで、穏便に内定を辞退する時に重要なポイントを3つにわけて解説します。

  • 早めに転職エージェントに連絡する
  • メールで丁寧に伝える
  • 電話で丁寧に伝える

内定を辞退する際に連絡する手段は、メールでも電話でも問題ありません。

理想は、メールと電話、両方で伝えることで、転職エージェントの担当者への誠意が伝わりやすいです。

早めに転職エージェントに連絡する

穏便に内定を辞退する上で最も重要な点は、できる限り早く転職エージェントの担当者に連絡することです。

内定を受けてから時間を空けてしまうと、担当者からの信頼を失うだけでなく、企業側にも迷惑がかかるからです。

早めに連絡した上で、内定の辞退理由を明確に説明すれば、担当者も理解を示してくれます。

早めに連絡することが、辞退する上で何より重要なのです。

方法①:メールで伝える(例文あり)

辞退するタイミングが内定承諾期日の直前でない場合は、メールで伝えても問題ないです。
上記でも説明したように、理想は電話でもしっかりと補足しながら伝えましょう。

メールで伝えるべきポイント
  • 内定通知をもらったことへのお礼
  • 内定を辞退したい旨
  • 内定辞退することへのお詫び
  • 応募してよかった点
  • 内定辞退の理由
  • 再度、お詫び

内定を辞退する際は、辞退する理由に加えて、応募してよかった点を伝えることも効果的です。

担当者の気持ちに配慮でき、担当者がこれまでサポートしてくれたことへの感謝の気持ちを伝えることで、信頼関係を維持することができます。

メールで辞退する場合の例文

【件名】
××株式会社様の内定辞退のご連絡:○○(自分の名前)

【本文】
△△ 様(アドバイザーの方のお名前)

いつもお世話になっております。
○○と申します。

××株式会社様の内定を辞退させて頂きたく、ご連絡差し上げました。
これまで丁寧にサポートしていただいたのにも関わらず、申し訳ございません。

××株式会社様は仕事内容も自分が望んでいたものとぴったりだったのですが、
他社経由で進んでいた△△株式会社様の方が雇用条件が良かったためです。

××株式会社様のご担当者様には色々とサポートいただきながら恐縮ですが、辞退の旨をお伝えいただけますと助かります。

内定を辞退する結果となってしい、大変申し訳ございません。

お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い致します。

方法②:電話で伝える(例文あり)

特に、辞退するタイミングが内定承諾期限の直前の場合は、電話でお伝えしましょう。

内定承諾期限直前の場合、企業側に迷惑がかからないように、転職エージェント側は直ちに内定辞退のご連絡をしなければならないからです。

また、内定承諾期限の直前でない場合でも、電話で伝えることで誠意が伝わりやすいです。

電話で伝えるべきポイント
  • 内定通知をもらったことへのお礼
  • 内定を辞退したい旨
  • 内定辞退することへのお詫び
  • 応募してよかった点
  • 内定辞退の理由
  • 再度、お詫び
電話で辞退する場合の例文

(自分):お世話になっております。○○(自分の名前)と申します。△△様(担当者の名前)はいらっしゃいますか。
(担当者):こちらこそお世話になっております。△△です。

(自分):今、少々お時間よろしいでしょうか。
(担当者):はい、大丈夫です。

(自分):申し訳ないのですが、□□会社様の内定ですが、辞退させていただけないでしょうか。

(担当者):ちなみに、内定を辞退されるご理由を教えていただけますか。

(自分):他に応募していた会社と比較して、雇用条件が満足できるものではなかったからです。

(担当者):そうなんですね。ちなみに、雇用条件がもう少し上がれば、検討余地はありそうですか。

(自分):仕事内容や働き方の観点でも、××株式会社様の方が魅力的でして、このタイミングで辞退できますと助かります。〇〇の仕事ができる部分は魅力的に思っていたのですが、大変申し訳ございません。

(担当者):とんでもないです。では、□□会社様の方には、私の方から辞退の旨、お伝えさせていただきます。

(自分):お手数おかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

(担当者):かしこまりました。

転職エージェントの内定辞退に関するQ&A

転職エージェント経由の内定辞退に関して、よくあるQ&Aをまとめています。

内定を受けるように頑なに説得された場合は、どう対応すべき?

説得内容に納得がいかない場合は、無理に内定承諾しないようにしましょう。

内定を辞退したい場合は、以下のような方法ではっきりとお断りしましょう。

  • 「他社経由で内定をもらった会社の方が魅力的である」と伝える
  • 「家族からどうしても承認を得られない」旨を伝える
  • 「〇〇の条件はどうしても譲れない」と伝える

もし担当者が希望条件を満たすように、企業側に交渉してくれるなどの対応をしてくれるのであれば、その対応を待ってからの判断でもいいでしょう。

一度辞退してしまったら、再度選考を受けることが出来ないため、希望条件を満たしてくれるかは聞いてみて損はないでしょう。

内定辞退を認めてくれない場合、どう対応すべき?

内定辞退は許されることなので、どんな理由であっても、辞退可能です。

ただし、担当者によっては半強制的に選考を進めようとしてきます。その場合は、以下の3つの方法で対処しましょう。

  • 担当者に、内定辞退は不可能なのかを再度確認する
  • 担当者を変更してもらう
  • 他の転職エージェントに変更する

まずは内定辞退がどうしても出来ないかどうかを、メールと電話で確認しましょう。そして、辞退できない理由も聞きましょう。たいていは、企業との信頼関係を保つためという理由だったりします。

どうしても内定を辞退できない場合は、担当者を変更してもらうように、転職エージェントのお問い合わせフォームから依頼しましょう。

担当者を変更してもらっても、サポートに満足がいかなかったら、最終手段は転職エージェントを変更することです。

何よりも自分が納得できる転職先に決めることが重要なので、適切に対処していきましょう。

 

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