社会人3年目の年収・手取り額は?貯金事情も徹底解説
社会人3年目を迎え、年収や貯金などのお金事情や今後のキャリアについて考え始めている方もいるのではないでしょうか。
- 社会人3年目の自分の年収は平均より高い?
- 貯金額はどれくらいあればいいの?
といった疑問をお持ちではありませんか。
この記事では、社会人3年目の目安となる年収や貯金額の水準について解説します。
この記事を通して、自分の年収が高いかどうかがわかり、今後のキャリアを考えるきっかけになります。
社会人3年目のタイミングで、自分の年収や貯金額を一度見直してみましょう。
Contents
社会人3年目の平均年収
社会人3年目の平均年収を紹介します。
高卒で社会人3年目だと21歳、大卒で社会人3年目だと25歳です。
20代前半と20代後半の平均年収は以下の通りです。
年齢層 | 平均年収 |
20代前半(20歳〜24歳) | 264万円 |
20代後半(25歳〜29歳) | 369万円 |
社会人3年目・25歳の場合、350万円弱程度の年収が平均といえそうです。
新卒で大手企業に入社した方の場合、入社時の月給は21万円〜25万円、年収は294万円〜350万円程度です。社会人3年目・20代後半で400万円程度稼げていれば、大手企業並みの給与を稼げているといっていいです。
つまり、年収400万円程度を超えると、社会人3年目の中では比較的高い年収といえるでしょう。
社会人3年目の手取り額
20代の平均年収から、逆算した月収と手取り額は以下の通りです。
手取り給料とは、給与の総支給額から社会保険料や所得税などの「総控除額」が引かれた後に支払われる給料を指します。
年齢層 | 平均月収 | 平均月間手取り額 |
20代前半(20歳〜24歳) | 18.9万円 | 15.1万円 |
20代後半(25歳〜29歳) | 26.4万円 | 21万円 |
ただし、月収、手取り額ともに、ボーナス分(月給2ヶ月分)を含むと仮定した年収から逆算しています。
大卒の社会人3年目になると、手取り20万円前後をもらっている方が多いです。
大手企業に入社して社会人3年目を迎え方は、月給が5万円程度増え、月収30万円を超えてきます。手取りで考えると25万円程度であり、日本全体の平均給与436万円と同じくらいの水準となります。
つまり、手取り25万円程度を超えると、日本の平均並みの給与水準に並んだといえそうです。
社会人3年目の平均貯金額
社会人3年目の平均の貯金額を解説していきます。
貯金額には、資産という考え方と預貯金という考え方の2つがあります。
資産は、貯金として蓄えている現金だけではなく、お金に換金できる財産の事をいいます。つまり個人や事業主が所有する財産全体を指します。
預貯金は、言葉の通り、貯金として蓄えている現金のことです。
最近は、お金を資産として溜める方も多くなっているため、この2つの平均額を世帯人数別に紹介します。
▼20代の平均資産額と預貯金額
資産の種類 | 単身世帯
()内は全体に占める割合 |
2人以上世帯
()内は全体に占める割合 |
資産保有額の合計 | 203万円 | 350万円 |
預貯金 | 139万円 (68%) | 198万円 (57%) |
預貯金以外 | 64万円(32%) | 152万円 (43%) |
預貯金以外の項目は、保険、株式などです。
社会人3年目の平均資産額
まずは20代の平均資産額について、詳しく解説していきます。
20代単身の場合、平均資産額は203万円です。ただし、平均資産額が100万円未満の方も多く、中央値は81万円でした。
預貯金以外は64万円ほどあり、構成費として最も多いのは、株式でした。20代から、株式投資などを中心に貯蓄のあり方が変化していることがわかります。その他、多い割合としては、生命保険、株式、投資信託でした。
2人以上世帯になると、平均資産が増えると共に、預貯金以外の割合が増加します。生命保険の割合が大きくなるからです。2人以上世帯では、家族を養う必要が出てくるため、保険へ投資する金額が増えるのです。
社会人3年目・25歳の場合、資産総額が100万円程度あると、安心できる水準といえるでしょう。
社会人3年目の平均預貯金額
次に、預貯金額の目安について解説していきます。
20代単身の場合、預貯金は139万円となります。平均資産額の中央値が81万円から計算すると、預金額の中央値は55万円程度といえます。
預金額と合わせた資産額の合計額から、十分な貯蓄ができているか判断しましょう。ただし、一定の預金額がないと、生活に必要なお金や大きな費用が発生した時に対応できないため、一定の預金は必要でしょう。
社会人3年目・25歳の場合、預金額が60万円程度あると、安心できる水準といえるでしょう。
社会人3年目の生活費の内訳
社会人3年目での生活費からどれくらい貯蓄できるか、内訳を確認してみましょう。
20代後半の手取り平均21万円の場合の内訳を紹介します。
同居人の人数・家賃を負担するか・居住地域で異なってきますが、家賃を負担・東京在住の場合の内訳を紹介します。
家賃 | 6万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
通信費 | 1万円 |
日用品費 | 2万円 |
交際費 | 4万円 |
貯金 | 4万円 |
合計 | 21万円 |
同居人の数が多ければ、各費用が増える可能性があります。
例えば、家族3人で暮らしている場合は、食費等がかさむため、家賃を抑える必要があります。手取り21万円程度だと、複数世帯の場合、貯蓄することはかなり難しくなるでしょう。
単身世帯の場合は、家賃が6万円の場合、4万円ほどの貯蓄が可能です。年間で48万円ほどは貯金できるくらいの余裕があります。ただし、交際費やもっと自由に使えるお金を確保したい方だと、貯蓄するのは難しいでしょう。
社会人3年目で年収400万円以上稼いでいることがベター
社会人3年目で年収400万円を超えると、月収で28万円、手取りで23万円程度になります。
23万円程度になると、20代後半の手取り平均21万円の生活より、2万円ほど生活に余裕が出るため、家賃や交際費、貯蓄額に余裕が出てきます。5万円程度の貯蓄をすることも可能になります。
社会人3年目で年収400万円を超えると、市場価値も高まり、20代後半の年収アップに向けても、順調にキャリアアップしやすくなるでしょう。
社会人3年目の方は、年収が400万円以上になるように、昇給を目指しましょう。
社会人3年目で適正年収を測ってみる
社会人3年目は、一定のビジネススキルや経験をしてくる年齢といえ、社内で昇給する人の割合も多くなってきます。
社内での昇給は制度によって決められていることが多く、曖昧な基準で評価されることも少なくありません。
そのため、社会人3年目の方は、一度自らの適正年収を調べてみることをおすすめします。社内の年収が市場評価よりも低く見積もられている場合や、逆に社内評価が妥当である場合もあります。社会人3年目で適正年収を測っておくと、今の実力が年収どおりかどうかがわかるため、今後のキャリアの方針を考えるきっかけになります。
現職での給与が適切かどうかは、第三者から判断してもらいましょう。同じ業界の知り合いがいれば、それが自分の適正年収を知る手っ取り早い方法です。
ただ、周囲に自分とぴったりの境遇である知り合いがいない方もいると思いますので、転職エージェントに聞いてみることがおすすめです。
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