メガバンクからの転職先とは?転職理由や転職成功の秘訣を徹底解説
メガバンクに勤められている方で、転職を考えている方のお悩みを解決するような記事になっています。
- メガバンクからの転職先の候補はどこになるの?
- メガバンクで転職を考えている方はどんな理由なの?
- 実際にメガバンクから転職成功した人が転職した秘訣とは?
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にメガバンクから転職した方へのインタビューをもとに、記事を作成しています。
記事の前半では、「メガバンク銀行員が転職する理由や転職先」を紹介し、後半では、「メガバンクから転職する上で重要なポイント」を解説します。
この記事を読み終えることで、希望の転職先が見つかり、実際にどのように転職活動するかがわかります。
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Contents
メガバンク銀行員の転職が多い理由とは?
まずはメガバンク銀行員が転職する理由で多いものをご紹介します。
自分がメガバンクから転職する理由を明確にするとともに、メガバンクの銀行員が抱える実情をご覧ください。
業績が低下傾向
メガバンク全体の業績は、2016以降、低下しています。
理由は、2016年に施行されたマイナス金利政策が原因です。
銀行の収益は2016年以降、大幅に悪化しています。
メガバンクも含めて、銀行全体でコスト削減が推進されており、AI(人工知能)の導入や人員削減、支店の閉鎖などで効率化を図っています。
人員削減の動きに伴い、2021年卒の新卒採用計画では、メガバンク3行とも前年の2020年卒採用と比べて合計15%減となりました。
一時のピークの売上までの回復は今後もしないとされており、業績低下によって、人員削減や出世の可能性が低くなっていること、年収アップが見込めなくなっていることも生じているようです。
今後の出世が見込めない
人員削減が推進されていることから、今後は管理職ポストが大きく減る可能性があります。
支店の統合や閉鎖が進んでいるため、支店が減った分のポストは減っていくことでしょう。
メガバンクは年功序列で役職が決まっていた側面があったが、年功序列で出世できるとは限らなくなります。
メガバンクではこれまで大量の採用を行ってきた点からも、出世の道はより厳しくなったといえます。
上司との相性が合わない
「この仕事をやりたい」と思うことがあっても、部下の意見を聞いてくれない上司がいることで、転職したいという方も多くいます。
メガバンクでは、長年同じルーティン業務を行ったり、事務作業をひたすらやらされたりする場合も多いようです。
上司に要望したとしても、長年在籍している社員にはその文化が根付いているため、自分がやりたいことを実現しにくいのです。
市場価値が高まらない
自分がやりたいことがすぐにはできないため、地道に成果を出していく必要があります。
成果が出なければ、違う仕事を与えてくれないため、自分の市場価値が高まりません。
そして、コスト削減に伴った効率化を目指す施策(支店や部署の統合、閉鎖など)により、部署間の異動もしにくくなるため、スキルや経験値を高めることがさらに難しくなるでしょう。
メガバンクからの転職先とは?
業界や職種別のメガバンクからの転職先をご紹介します。
以下に紹介する転職先は、どれもメガバンクで培ったスキルや経験を生かせるので、転職先の候補として参考にしてください。
スキルを生かせる転職先
メガバンクでのスキルを生かせる主な転職先には、以下の業界があります。
各業界でどのような経験を生かせるか、詳細をご覧ください。
M&Aアドバイザリー/仲介
メガバンクからの転職で、M&Aアドバイザリーや仲介で生かせるスキルは、M&A関連業務だけでなく、法人融資審査経験、プロジェクトファイナンス、LBOファイナンス、支店でのRMとして融資を中心とした法人営業業務などです。
M&Aを支援する業界では、日本を代表するような企業や中小企業が経営戦略の一環として海外の企業に対しM&Aを行ったり、成長性に陰りが出てきている企業を買収し再生させることができ、非常に魅力的な業界です。
コンサルティングファーム
メガバンクからコンサルティングファームの転職で生かせるスキルは、企画立案経験、リスク管理経験やコンプライアンス管理経験、ITシステム関連の経験、不良債権処理に携わった経験、法人営業経験、グローバル案件に関わる経験などです。
コンサルタントの業務は、企業の中に入り込み、経営問題を発見し、解決策を提案、実行することで業績アップを目指します。一方で、銀行は経営に関するアドバイスは多少できても、直接企業の経営に介入することはできません。
コンサルファームの業務は、常にクライアント視点に立つ業務であり、銀行出身者はこの点に魅力を感じる方が多くいらっしゃいます。
監査法人、会計事務所
銀行員は企業への融資を行うために、企業の財務状況などを確認し、ときには業績改善などのアドバイスをすることもあります。
一方で公認会計士は、主に上場企業などの規模が大きい会社で監査が必要になる企業で財務諸表のチェックなどを行う仕事です。
財務状況を確認して、経営の健全性をチェックするという意味では、監査業務と銀行業務の親和性は高いのです。
投資銀行
投資銀行への転職は専門性が求められるため、転職難易度は高いといえます。
M&Aアドバイザリー経験がある方が転職で優遇されやすいです。
その他に銀行員から投資銀行へ転職できている方は、会計士資格の保有者や本店のプロダクト部門(例:LBOファイナンス、プロジェクトファイナンス等)での経験をお持ちであれば、M&Aアドバイザリーのご経験が無くとも、転職できるチャンスがあります。
異業界でも活躍できる転職先
法人営業としての折衝経験や財務の専門知識を持っている方は、他業界での営業や財務として活躍できる可能性が高いです。
事業会社の法人営業では、会社のお金の流れを知っている人材を重宝します。
法人営業では、会社内の課題を見つける際に、金融の専門知識を持っていることが有利に働きます。
事業会社の財務や経営企画でも、財務知識を持っている人材は活躍できる可能性が高いです。
おすすめの転職先はFintech業界
矢野経済研究所がまとめた国内フィンテック市場調査によると、2021年度には808億円に市場規模が成長すると予想されています。
15年度の市場規模は48億8500万円とみられるため、わずか6年で16.5倍に成長する計算です。
現在も成長し続けている「フィンテック(FinTech)」業界ですが、ITへの知識がなく、銀行でのみキャリアを積んできた人にとっては、ハードルが高いと感じられるかもしれません。
しかし、成長中の業界だからこそ、メガバンクでの経験が求められるのです。
例えば、金融機関向けのシステム開発や金融機関・大企業などとの協業が必要となる大規模なプロジェクトでは、入出金や為替、融資や投資など商品知識、取引の流れといった業務知識が不可欠です。
また、銀行員のコンプライアンスに対する姿勢が、高い評価を受けるでしょう。
銀行で培ってきた、「法令を順守しつつ、利益を生み出す」という経験がフィンテック企業では重宝されるはずです。
営業、商品開発、企画、システム開発など、メガバンクで得られた経験は必ず生きてきます。
メガバンク銀行員が転職成功する秘訣とは?
メガバンクでのスキルや経験は有利に働く場合が多いです。
しかし、より専門知識が求められる職種や異業界への転職の場合は、転職しにくい場合もあるため、より十分に対策しておきましょう。
転職成功するために、以下に説明する3点を実践してみてください。
メガバンクで身につけた経験・スキルを整理する
転職先の業界や職種の方向性がある程度決まったら、転職先に生かせる経験やスキルを明確にしておきましょう。
専門的な職種や異業界への転職を目指している方であれば、より転職難易度も高くなるため、職務経歴書や面接でアピールできるポイントを言語化しておきましょう。
強みやスキル、仕事の実績を整理する際のポイントを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
メガバンクから転職する理由を明確にする
メガバンクからの転職で成功する人の多くは、次にやりたいことが明確であることです。
これまで経験してきた仕事を振り返っておくことで、自分が本当に転職したい理由が見えてきます。
転職理由は個人の価値観によって異なりますが、例として以下のような転職理由があります。
- お金を稼ぐこと
- 職場環境が自分と合うこと
- 難しい仕事を乗り越えること
- 社会貢献できること
- 安定した業界で働くこと
自分が経験してきた仕事から、どんな転職理由でメガバンクから転職したいのか明確にしておきましょう。
転職エージェントを活用する
メガバンクからの転職を考えている方は、転職エージェントを活用しましょう。
大手の転職エージェントは、求人サイトには載っていない優良企業や大手企業の非公開求人を多く保有しています。
転職市場で人気の高い企業でも、過去の採用実績を生かし、選考対策を行なってくれるため、転職難易度の高い企業でも転職成功する確率が高まります。
おすすめの転職エージェントを紹介するので、自分に合いそうなサービスを選んでみてください。
日本一の転職実績を持つリクルートエージェントは豊富な求人があり、人気企業への転職実績も豊富で、非常におすすめです。
転職エージェントを効果的に活用するためには、少なくとも2社以上の転職エージェントに登録しておいた方がいいと思います。
1社に頼ると、希望の求人が見つからなかったり、情報が偏るリスクがあるからです。リクルートエージェントには必ず登録した上で、他のサービスを併用することがおすすめです。
20代・第二新卒の方であれば、若手の転職に特化しているマイナビエージェントがおすすめです。未経験でも豊富な求人があります。
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