転職では書類選考でほぼ内定が決まる?書類通過率や内定率を基に解説
転職では書類選考でほぼ内定が決まるのではないかと思っている方が多いのではないでしょうか。
- 採用担当者は書類選考で内定することまで考えているのか
- 書類選考に合格した人の内定率は実際高いのか
といった疑問を解決できる記事になっています。
書類選考通過率や内定率など実際のデータを基に記事を作成したので、書類選考だけで内定が決まるかどうかがはっきりとわかります。
記事の前半では、「書類選考でほぼ内定が決まるかどうか」を明確にした上で、記事の後半では「書類選考を通らない人のための対策」を解説します。
Contents
転職では書類選考でほぼ内定が決まる?
多くの求職者に、転職では書類選考でほぼ内定が決まるのではないかと思われる理由は、職務経歴書のスキル欄や実績からある程度その人が欲する人材かどうかを判断できるからです。
仕事での経験年数が多い人材ほど、スキルがあるかどうかが明確になります。
スキルがある人材であるかどうかは、書類選考で判断しやすいのです。
実際に転職活動した方で、書類選考で内定が決まった方の声を見てみましょう。
- 求人で求めるられるスキルは明らかに大手企業への営業力というのがわかったので、職務経歴書には〇〇業界の大手企業部門での売上が事業部TOPであることを記載したところ、書類選考で落ちることはほとんどなく、4つ受けた内、3つは内定フェーズまで進んだ。
(30代・男性)
- マーケティングとプログラミングのスキルを持っている人は周りにほぼいないことがわかっていたので、その2つのスキルについて重点的に職務経歴書に記載した。書類選考通過率は90%以上で、最終的には3つの内定先から1つ選ぶことになった。
(40代・男性)
職務経歴書で即戦力であることをうまくアピールできた方だと、スムーズに内定する方もいるようです。
では実際に書類選考通過した後の内定率を見てみましょう。
書類選考通過後の実際の内定率は?
書類選考後に内定した割合がわかれば、書類選考でほぼ内定が決まるかどうかがわかります。
転職での書類選考の通過率とともに、内定率を把握しておきましょう。
書類選考の通過率
書類選考の平均の通過率は、30%程度です。(引用:マイナビ転職)
ただし、企業規模や年齢によって、通過率は異なってきます。
ベンチャーや中小企業よりも大企業の方が通過率は低い傾向があります。
大企業の方が人気のため、応募の倍率が高いためです。
20代と50代では、20代の方が通過率は高くなる傾向があります。
採用企業側は年収の高い即戦力の人材よりも、年収が低い今後長く働いてくれて、即戦力になり得る人材を多く採用しているからです。
大企業への応募かつ年齢が高くなるほど、書類選考を通過することが難しくなります。
書類選考後の内定率
大手転職エージェント経由から聞いた話によると、書類選考後の平均の内定率は14%程度のようです。
マイナビ転職でも、15%というデータがありました。
このデータは、約6~7人に1人が内定するというデータです。
選考フェーズ別での各通過率は以下の通りです。
14%というの内定率のデータから、書類選考でほぼ内定が決まるとは言えないことがわかります。
転職が即戦力の採用だからといって、書類選考だけでは見極められないのです。
書類通過後に選考で落ちる理由を解説
転職活動中に書類通過後の選考で落ちた方の声をもとに、書類選考通過後でも内定が決まらない理由を解説します。
即戦力採用だとしても、書類選考だけでは見極められない要素があるからです。
主に書類選考後に見極める要素は以下の通りです。
採用企業側はスキルの観点と定性的な観点で見極めています。
実際に仕事の話を深ぼらないと、求めるスキルを持っているかがわかりません。
これまでの仕事で周囲の人とどう関わっていたかややりたいこととマッチしているかどうかなどをヒアリングすることで、企業文化や業務内容がマッチするかどうかがわかります。
応募後の書類選考期間で内定できるかがわかる?
書類選考期間が長い場合、内定しにくくなる可能性が高まるといわれています。
その理由を平均的な書類選考期間とともに解説します。
目安となる書類選考期間
転職での平均的な書類選考期間は、応募から3日〜1週間程度です。
大手企業などの人気企業や営業などの母数が多い職種では、書類選考に必要な期間が比較的長い傾向にあります。
選考に時間がかかるのは、応募数が採用人数に対して多いことが理由です。
一方で、知名度がない企業や専門職の応募では、書類選考結果が当日〜3日程度で通知される場合が多いようです。
書類選考結果が遅い場合、選考に通らない可能性が高い
書類選考結果が遅い場合、選考が通らない可能性があるばかりでなく、内定しにくい可能性があります。
応募したけど、書類選考の結果が通知されるのが遅いのは、求人の倍率が高いだけでなく、以下の理由があります。
内定しにくい可能性が高まる理由は、他に自身よりも企業が採用したい人材が候補として存在しているからです。
平均の書類選考期間を過ぎている場合は、応募した求人に固執せず、他の候補を探すことを優先しましょう。
書類選考が通らない人におすすめの対策
書類選考通過後の内定率は14%程度ですが、書類選考の通過率を高めることで内定する可能性も高まります。
転職では「即戦力」での採用が多い側面もあるため、書類上で自分をアピールしておくことは今後の内定率をも左右します。
転職活動で書類選考が通らない人や書類選考で即戦力であることをアピールしたい人はぜひご覧ください。
求人で求められるスキルを確認する
求人で求められるスキルとマッチしていなければ、書類選考で落ちる確率は高くなります。
求人内容に記載されている以下の3点は最低限確認しておきましょう。
この3点にあてはまるかどうかで、転職での書類選考の通過率は大きく異なります。
どの転職サイトでも求人を検索する際に、経験年数や年収で絞ることが可能です。
求人検索では、できるだけ自分の現在の経験に沿って検索することがポイントです。
生かしたいスキルを重点的に書く
職務経歴書には、自分がやりたい仕事で求められるスキルを重点的に記載しましょう。
ただし、やりたい仕事で必要とされるスキルと自分が持っているスキルとの乖離が大きい場合は、必要以上にスキルを誇張しないように気をつけましょう。
求人で求められるスキルを重点的に記載することで、採用企業側は一定の経験がある人材だと評価してくれます。
そして、職務経歴書にスキルが濃く記載されていると、今後選考が進む中で、どの面接官もその職務経歴書を通じて、高評価をしてくれる可能性が高まります。
職務経歴書は内定まで自分のスキルをアピールできる役割を果たし、内定率を高める要素といっても過言ではないのです。
選考対策には、転職エージェントを活用する
書類選考が通らない人や職務経歴書を書いた経験があまりない人の中には、自分が書いた職務経歴書がポイントを押さえたものになっているかどうか不安な方もいらっしゃると思います。
そんな方には、転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは求人を提案してもらうだけでなく、職務経歴書の添削をしてくれます。
応募したい企業にアピールできるように、企業が求める要素やアピールできるポイントを整理してくれるので、自分だけで記載したものよりも、飛躍的に選考通過率が高まります。
以下の記事で評判の良い転職エージェントをご紹介しているので、ぜひ登録してみてください。
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